好きなライトノベルヒロインについて.Capter0 余談―”安直さ”とは―

まぁ本題エントリに入る前に,余談エントリから入らせていただきたい.

先日から『安直』という言葉について考えている.
というのも,以下のような言葉をネット上で最近よく見かけるからだ.

―――安直に萌えエロ展開にすれば売れる
―――安直にあの絵師をつければ人気が出る
―――安直に人気声優をあてれば釣れる

このような文言は,得てしてライトノベルファンの間では【皮肉】に使われる.(らしい)「安直に安直を使う」ことを揶揄しているわけだ.

では,『安直』とは何なのだろうか.
意思決定までのスピード? なるほど確かにそれは重要かもしれない.この群雄跋扈しているレーベル郡とその中でも悪鬼羅刹が蔓延るライトノベルの中で凸出するためにはスピード感が大事だ.中でも「キャラクター」に関しては「シチュエーション」よりも回転が早くよりシビアである.
ツンデレ・ロリ・男の娘・残念系……さまざまなヒロインが消費される中で「流行」に乗るスピード,いや,「乗らせるスピード」は重視されてしかるべきだろう.
しかし当然『安直』という言葉にはそれ以上のものが潜んでいると私は思う.
単刀直入にいうならばそれは「無駄を省く」ということ.何の無駄か.
消費者の一番クる場所に到達するまでの無駄だ.一番股間と胸と薄い本がアツくなる場所へ瞬時に到達するドアの鍵……それこそが『安直』のエッセンスである.
安直の安は安全でも安心でもなく,単純に”安い”こと.
安いコストで直に消費者のニーズに到達する.
それこそが『安直』であると私は考える.

単刀直入と書いたが結局長くなってしまった.まぁ何がいいたいかというと,このコラムシリーズは私にとって安直にぺろぺろ出来るヒロインの属性を紹介すると共に,広く他のライトノベル好きな人たちの性癖も開発していきたいという目的をはっきりさせたかったのです.
(ここまで全部前フリ)

ということでまぁぼちぼち始めていこうと思う.