巨竜城塞のアイノ２ 読了

巨竜城塞のアイノ2　偽りのナイツ・オブ・ラウンド (HJ文庫)

半端なかったです．　今最も熱い異世界召喚もの，と先日勝手につけちゃいましたがまさにソレ．
異世界召喚モノって「単召喚」と「相召喚」があって，前者は主人公だけが異世界に行ってしまい冒険をするパターン，後者はクラスメイトやなどの近しい関係も一緒に召喚されてしまうんパターン．
この作品のキモは後者のところにあるのだけど，２巻はまさにそのツボをつく構成で完全に眼が離せなくなっていた．

文化を象徴する”女性の下着”がここまで題材としてシンプルに神聖化されたライトノベルを私は知らない．
いいぞもっとやれ．

１巻での主人公の活躍と２巻での活躍は同じようでいて立ち位置が異なる微妙なアレンジが心地よい．
”吊り橋効果”という言葉が出てくるが，このシチュエーションで吊り橋効果を効果的に使える，というのは相当練られた構成であることの証明にほかならないと思う．

べた褒めしてしまったが，とにかく異世界召喚モノの良さがぎゅっとつまった１冊．
もっと流行れ．