サクラダリセット6 感想&考察
サクラダリセット6 BOY、GIRL and ‐‐ (角川スニーカー文庫)
- 作者: 河野裕,椎名優
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: 文庫
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”マクガフィン”とは何か.
ストーリーのメインストリームに,主人公を関わらせるものだ.
それは1巻の時から一貫した,究極の”伏線”である.
サクラダリセットは6巻目にして過去の失われた1年間に,どれほどの伏線,思惑,陰謀が交差していたのかが次々に顕になってヤバイ.まさにヤバイ.
それこそ「人間」ですら,マクガフィンになることが立証されたのは大きい.もう何からも目が離せない.
予定調和のようにくる”未来からの介入”.明かされた”桜田リセット”の意味.
一人の少女の恋ががんじがらめにした,妄執のような展開.
果たして真の幸せをつかむために,ケイは,美空はどうリセットを使っていくのか.
本当の戦いはこれからだ.