犯人は夜須礼ありす 感想&考察 8.14
- 作者: 伊都工平,ろんど
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: 文庫
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読み始めて唐突に示される一つの殺人.
Who done it? 犯人はクラスメイトの夜須礼ありす.
How done it? 凶器もアリバイも目撃者も状況・物的証拠も全てが揃っている.
Why done it? 動機は不明.主人公が拾った手帳に手がかりあり.
全てが明らかにされていて,そして全てが不明瞭なこの殺人事件の,重要参考人「夜須礼ありす」をひょんなことから主人公が拾ってしまうことから物語は始まる.
歪な事件.歪なヒロイン.そして更に歪んでいたのは主人公である.
次々に明かされていく新事実や設定・状況の変化により,次第に”最初の悪意”は闇から追い出されていく.
最後に残った真実と,最初に晒した大きなミステイク.
隅々まで巡らされた伏線に,息を詰めるスクールサスペンス.
結局,誰がもっとも得をした?
新作だけにつけるランク↓
【ラノワードランク MAXは10】
- キャラ 8
- イラスト 6
- シチュ 8
- 性癖 9(屈指の名台詞「俺の復讐の為にお前の子宮を貸せ」が光る[ネタバレ回避反転])
- 読後感 8
- ストーリー 8
- 特別枠:息を呑む展開に目玉も白黒つく. 10
平均 8.14
伊都工平 完全復活!