龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 感想&考察 8.00pt

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)

なるほどやりたいことがハッキリ解る.
事態は一人の女性が残した魔法のような品々で,それに翻弄された人々がそれぞれのキャラを立てながら進行させる.
一人の人間のもつカリスマが渦巻きながら,それぞれの登場人物の存在感が濃くなっていく.その様を楽しむライトノベルだった.
特に,”天災”という探偵兼ヒロイン役が強烈.
タイトルにもいる龍ヶ嬢七々々のキャラが異常に薄いという指摘をよく見かけるが,個人的にはこのキャラを濃くしてしまうと,この作品は完全に別作品になってしまうレベルのパラダイムシフトが起きてしまう気がする.
ので,これでOK. 次も期待.


【ラノワードランク MAXは10】

  • キャラ    9(群像劇さながらの立て方)
  • イラスト   7
  • シチュ    8
  • 性癖     6
  • 読後感    8
  • ストーリー  8
  • 特別枠:ひみつ道具と謎解きにドキドキ 10  

平均 8.00