トカゲの王 2―復讐のパーソナリティ (上) 感想&考察

孤高の王となるための道筋は果てしなく遠い.
1巻の時に示された道がいろいろな要因で様々に分岐し,困難になり,容易になり,狭くなり,広くなった印象を持ったこの巻.
たった一つの能力は全てを”塗り替える”要因となるか.

主人公の口先能力が更にパワーアップ.いよいよ入間節の本領発揮か.
さらに,いわゆる「コネクション」というかキャラ同士のつながりによって自体が恐ろしくこんがらがり,エンターテイメントとして成立しているあたりがさすが.
とりあえず,ナメクジさんにはもっと頑張っていただきたい.彼女のアイデンティティーが確立されすぎていて最高だった.