大奥のサクラ 現代大奥女学院まるにっ! 感想&考察

1巻目の「透明張りショーケースに包まれた少女たちの狂宴とそれを見るしかない少年の苦悩と葛藤。閉ざされた空間で暗躍する狂気と陰謀」みたいな内容だっただけに,2巻目は最終巻とみまごう
超スペクタクルクライマックスアクション!
1巻はその設定の緻密さと,これから起こるであろう悲劇にワクワクしたものだが,2巻はその遥か上を行く,まさに読者が”出しぬかれた”状態だったと言わざるを得ない.
しかも,続きが出る. やはり日日日先生はエンターテイナーだ.
残酷な死,宴.開かれた少女達のバトルロワイヤルの末に待っていたのは,血濡れ,絢爛な世代交代.
”大奥”というキーワードが示す”ハーレム”という回答の新たな側面がそこにあった.

とにかく,アンダカの怪造学を読んでワキワキした世代は絶対に読むべきだと言っておこう.