アウトブレイク・カンパニー 燃える侵略者1 感想&考察 8.43pt

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1 (講談社ラノベ文庫)

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1 (講談社ラノベ文庫)

異世界召喚モノ亜種.榊先生は本当に現在のベテランの中でもさらにベテランと言うか,MF文庫Jの『イコノクラスト!』で異世界召喚モノ+ロボットというのやっちゃってるわけだから,安心して読めるわけです.
イコノクラスト!〈1〉初陣 (MF文庫J)

イコノクラスト!〈1〉初陣 (MF文庫J)

異世界に呼ばれて,”日本文化”を利用した交流をしようと会社を作り,その代表にさせられてしまう,というお話.
しかし話は単純ではなく,色々なしがらみ,陰謀うずまく世界が壁となって立ちふさがります.
まず驚いたのが,その世界観の真摯な作り.

言語.風習.封建社会.種族.差別.偏見.正義.

キャッチーなテーマで色々なことを逃げずに書く.清々しく,また期待踊るワクワク感とリアリティを感じずにはいられません.
とにかくすぐに2巻目が読める点もGood.今月末が楽しみです.


新作だけにつけるランク(10段階になった)↓
【ラノワードランク MAXは10】

  • キャラ    8
  • イラスト   10(現絵師では3人だけ10点付ける人がいます)
  • シチュ    9
  • 性癖     7
  • 読後感    7
  • ストーリー  8
  • 特別枠:テーマに対する真摯な対応 10  

合計 8.43