シアンの憂鬱な銃 感想&考察 8.00pt

シアンの憂鬱な銃 (電撃文庫)

シアンの憂鬱な銃 (電撃文庫)

関西弁をしゃべるそろそろおっさんカテゴリに入りそうになる刑事と,自称「人の犯した罪が見える」眼を持つと呼ばれるうら若き神父の凸凹コンビが深遠なる陰謀と過去に追いかけられ,追い詰めるスリリング・アクション(というかSFか?)
一見途方もない設定が出てくるがその裏にはしっかりと裏付けされた説得力をもたせている点が印象的だった.
というか私自身,こういう歳の差のある二人が不思議と引き合いながらパディを組む話が大好物すぎる.
この作品の見所もやはり過去も思想も違う二人の主人公が,お互いの傷や心をむき出しにすることで次第に心の距離が縮まっていくところだと思っている.
ラストもすっきりで良い.素直に濃くて,良い話を読んだと言える点は大きく評価したい.
青ちゃんが可愛すぎて生きているのが辛い.


新作だけにつけるランク(10段階になった)↓
【ラノワードランク MAXは10】

  • キャラ    7
  • イラスト   8
  • シチュ    10
  • 性癖     4
  • 読後感    9
  • ストーリー  8
  • 特別枠:歳の差パディの凸凹コンビ枠 10  

合計 8.00